HISTORY
Acting
“ 強く、強く、強く、其処に在ることー “
亡くなられた詩人の黒瀬直紀さんが胸打たれたと仰ってくださった、私が20歳の時に綴った詩の最後の一文です。私は14歳より演技の活動を始め、21歳の時に “ 演技の「役」とは別に自分自身の内面を表現したい” という想いから写真の製作を始めました。
14歳で演技と出逢うまで、私は幼い頃から文章を書くことだけが生きがいでした。
年一回の作文コンクールが唯一の楽しみで将来も作家になることを志しておりましたが、14歳のときに演技と出逢った衝撃は其れを遥かに上回るものでした。
私は直ぐに演技の虜になり、「おばあちゃんになるまで一生、役者として生き続けたい」と決意をします。
学校でも、お家でも、寝ても覚めても、24時間、365日演技のことを考えていました。
台本いっぱいに演技や役の細密なアイデアやイメージを書き込んでは、次の進級試験やオーディションを心待ちにする日々でした。
授業中も、放課後も、眠っているときも、台本に浮かんだイメージを書き留め、それが何よりも幸せな時間でした。
高校1年生のときに映画「フィッシュストーリー」で主演の麻美(多部さん)の親友役として生まれて初めて映画の現場を経験させていただいた後、高校2年生のときに映画「書道ガールズ」のオーディションを受けて初めて映画の台本(役)をいただきました。
翌々年、映画「朝日のあたる家」のオーディション受けて紗香役(主演の茜に片想いする健二(いしだ壱成さん)へ片想いをする少女)を演じさせていただき、14歳で演技に出逢ってから絶えず願っていた「深い心を持つ役柄を演じたい」「深い感情を表現したい」という最も大きな夢が叶った瞬間でした。
映画ノート
私は14歳のときから独学で演技の研究のための「映画ノート」を作り始めました。
iPhoneArt
そして21歳のとき、「演技の” 役” としてとは別に、自分自身の内面を表現したい」という想いからiPhoneだけを用いた写真の製作を始め、” iPhoneArt “と名付けました。
1年間で約10万枚の建築や風景の写真を撮影し、其処から300枚ほどのiPhoneArtを製作しています。
自分と同じINFPやHSPの方々から
” (代弁してくれて) どうもありがとう。”
“ 助けられた ”というお言葉をいただいた機会がありました。
今まで独りで、直感だけでずっと撮り続けていたiPhoneArtなのに「ありがとう」と言ってもらえるということが信じられなくて、
初めて 「生まれてきて良かった」 と感じました。
そして演技でも同じように、自分が表現することで誰かの心の代わりになったり、その想いを抱える誰かの心に寄り添うことができるのなら、ということが何よりもの願いになりました。
iPhoneのみを用いた写真を製作し始め、 “ iPhoneArt” と名付けました1年間で約10万枚の建築や風景の写真を撮影し、其処から300枚ほどのiPhoneArtを製作しています。